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ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
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福島原発からの首都圏への影響
ひさびさのブログ更新だが、福島第一原発での事故発生以来、都内ののガイガーカウンターや茨城の数値を見ながら、数値を見てきた。現在はまだ流れてきても微量に過ぎないが、それでも数値が50倍ぐらいになるときもあったので、今後の状況によっては関東での被曝の可能性も結構ありそうです。Spiegelのgifでも、風向きによる放射能汚染地域のシュミレーションがあり、山形や岩手よりも首都圏に直撃する可能性がかなりある。アメリカで危機感を持つ人たちがいるというのも、風で飛んでいく様子を見ると納得できる。



チェルノブイリ級の事故が起こったと想定して、地図上で比較してみるとこんなことになる。日本とチェルノブイリの地域の縮尺はだいたい同じものとなっているので、風向きや山などの地形によって、事故の中心地だけではなく、遠隔地でも大きな被害を与える地域がある。

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Spiegelのシュミレーションを見ていると、日本の場合は関東が危険な気配がするのだが、気象関係の詳しい方に伺いたいところだ。

ちょっと気になるのは放射線の数値を公表しているサイトの負荷が高くなってアクセスしにくくなること、それと計画停電の影響でサイトを見れなくなる可能性があることだ。RSSやtwitterで配信したり、掲載画像を少なくしてサイト側でも負荷を抑制してほしい。

それにしても、今回の放射能汚染に対する反応は日本国内では驚くほど小さい気がする。政府の発表やマスコミによる情報の抑制と言ったことが言われているが、東北地方を襲った津波の映像をずっと見続けてきたこともあって、もしかするとある種の耐性がついてしまい、原発危機が囁かれていてもなぜだか平然としてしまうのかもしれない。それともう一つは企業に勤めていて、とても休むなんてことは考えられないこと。電車の運休が続いて出勤だけでも混乱の中にある。余裕のある主婦層や年配者たちがいざというときに備えていないといけない。
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        # by kaursh | 2011-03-18 08:00 | 福島第一原発
ナベツネ関連の目次

魚住昭『渡邊恒雄』を読む
『渡邊恒雄:メディアと権力』
ナベツネとは何なのか?魚住昭が困難な取材で集めたネタが満載。東大と共産党、政治家との関係、読売で覇権を握るまでなど、その全貌が明らかに。

渡辺恒雄と高史明との関係
『生きることの意味』で知られる高史明。その彼がナベツネと意外な場所で遭遇したという驚くべき事件。

名刺本と弘文堂とナベツネ
現在の権力志向のナベツネの素顔が明らかに。弘文堂をめぐる暗躍。

ナベツネは教育パパ
あまり知られていないナベツネの素顔。意外と教育熱心で、仕事の合間に……。

豪華ディナーと押し紙問題
たとえ読売不買運動が活発化しようと、現在の新聞の購読者数はそれほどの打撃を受けない。その驚きのカラクリ。

年配者に気に入られる秘訣
若者たちを恫喝する一方で、彼は年配者に受けがいい。読売トップにたどり着くまでのナベツネの秘訣がここに隠されている。案外、参考になるかも。

情報サイトニュースも別チェック
阿修羅 ちょっと深い掲示板
にくちゃんねる 2ch過去ログ墓場
読売新聞/朝日新聞/毎日新聞
日経新聞/共同通信/ロイター
サンスポ/スポニチ/夕刊フジ
Internet Archiveリンク切OK

ナベツネ動向とその関連
 ・ナベツネの株式問題!!
ついに11月5日に東京証券取引所が日テレの株式を監理ポストに。ナベツネが静かになのはこれが理由?!

 ・渡辺恒雄オーナー辞任

 ・報道ステーションの特集

 ・ナベツネの友人、三宅久之

 ・長嶋名誉監督の夫人って?
長嶋監督が倒れたのに、奥さんはどうして出てこないの?と疑問に感じた。この人、実は結構有名人なのです!!

読売の巨怪・正力松太郎
 ・巨人の背後にいた巨怪

 ・正力松太郎暗殺未遂事件

 ・セ・パ両リーグ誕生の歴史

外部リンク:ナベツネ関連
くたばれナベツネ渡辺恒雄暴言集
くたばれナベツネ同盟
人間図書館 渡辺恒雄
ナベツネ解任要求のページ
渡辺社長は週刊現代が嫌い
二宮清純のスポコミュ



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        # by kaursh | 2010-10-26 11:27 | スポーツ
豚インフルエンザの発生源と噂の村ラグロリアとは。
豚インフルエンザの発生源ではないかと噂されているのが、メキシコのベラクルス州のラグロリアにあるアメリカとメキシコの大規模養豚場。近くの住民はそこが発生源ではないかと噂していたが、メキシコ当局は否定している。現在、ラグロリアで初期の段階で豚インフルエンザが発生していたという事実はメキシコ政府も認めているようだ。(デイリーテレグラフの記事より。)

どんな場所なんだろうと調べてみたら、Veracruz州のLa Gloriaというのが村の名前。2000人ほどの住民がいる小さな村だ。GoogleMapで検索してみれば、すぐにその地域の地図が現れる。たぶんここで間違いないと思われる。

GoogleMapでみるラグロリア村 - 碁盤目状の区画で、このどこかに養豚場があるということなのだろうか。……その後、いろいろと調べているが、La Gloriaという地名はいくつもあるようで、表示される場所がそのラグロリア村であるかは不明である。Peroteの東、Naolincoの南に位置するようなのだが、地図と養豚場との一致が確認できないでいる。

探してみると、アルジャジーラの5月2日のニュースが問題の養豚場の映像を写し、ベラクルス州知事Fidel Herrera Beltránへのインタビューも流している。


http://www.youtube.com/watch?v=HQcfNlUkdec

ちなみに、アルジャジーラが映していた養豚場の外からの様子が次の画像。かなり大規模であることがわかるが、この様子からGoogleMapの地図でそれらしきものがわかりそうだと思ったが、どれだかまったくわからない。

a0024788_0355092.jpg


アメリカの食肉業者大手のスミスフィールド社(バージニアが拠点、ウィキペディア英語版)が50%の株を保有する現地のGranjas Carroll社がこの養豚場を経営している。テレグラフの記事だと、907人の従業員がいて、6万匹の食用豚、50万匹の子豚を飼育している。この数を見る限り、かなり大きいのは確かである。

日本語の情報が不足していると思っていたら、Sasayama’s Weblogには、アメリカの会社の関与を予想させる詳細な記事がある。コロンビア大学の研究チームがウィルスの解析結果からどこからやってきたものかを推理しているらしい。多くの人たちがスミスフィールド社との関連を疑っていて、コロンビア大学の研究チームはスミスフィールド社がアメリカ国内で感染被害を出したウィルスと、今度のウィルスを比較しようとしているらしい。

-H1N1 Swine Flu - Google Maps

もう一つの詳しい記事はインディペンデント紙の記事「緊急リリース(H1N1インフルエンザの最初の犠牲者はチフス・メアリーか)」を翻訳したもののようだが、ラグロリア村で最初に発祥した女性について伝えている。マリア・アデラ・グレティエス(Maria Gutierrez)という39歳の税務調査官が村一帯に感染を広げてしまい、その後に彼女自身は死んでしまった。女性が彼女が原因でこの村の60パーセントが呼吸困難になり、1割が治療が必要な症状になった。この村は保険職員によって封鎖処置がされた。

追記:
La Gloriaの地域を探してみても、すぐ近くには問題の養豚場がない。どういうことなんだろうと悩んでいたが、どこで間違ったのか、あるいは、何かを読んで誤解してしまったのか、La Gloria村での豚インフルの発生と、養豚場が発生源という話は区別しなければならないのかと一度は考えてしまっていたが、やっと場所の特定ができたようなので報告しておく。
Granjas Carrollの養豚場はLa Gloria村の少し離れた場所に見つかった。どうやって答えにたどり着いたかを説明しておくことにしよう。どんな養豚場であるかは、La Gloria村の西側のPeroteという町に隣接している施設を見ることで、ようやく感じがつかめた。各種ニュースで報道されている建物と思われるものが下の地図で確認できる。次のものは問題の養豚場ではないが、とりあえず見て欲しいのは工場の形である。

Granjas Carrollの工場の位置 - GoogleMap

だが、これは問題の養豚場ではないのだが、その規模の大きさは地図で周囲を見てみるとわかる。Jのマークの位置にあるのと同じような工場が偏在しているのが確認できる。この工場の様子を覚えてから、もう一度、GoogleMapでみるラグロリア村に戻って、そこから西の方向、地図の左の方へと進んでいく。La Gloria村近くのGranjas Carrollの養豚場と思われる建物が見える。

メキシコシティ在住のBenedicte Desrusさんが問題の養豚場を撮影したものが、Flickrに出ているので、リンクを次に貼っておく。

La Gloria近くの養豚場

すぐ前に池が広がっているので、おそらくその場所であることがわかる。……念のために、もう少し南側の方まで地図を見ていたら、同じような施設が三つほど確認できた。うーん、どれであるかはちょっと結論は先延ばししておくことにしよう。
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        # by kaursh | 2009-05-04 00:06 | 海外情報
下山事件と白洲次郎
柴田哲孝の『下山事件 最後の証言』は下山事件の背景から亜細亜産業、白洲次郎、吉田茂といった人脈の関連が見えてくる。この手の話題は現在とても注目を集めていて、次のブログではさらに詳細な部分を取り上げている。

ブログ:余多歩き

ブログ:折り返し地点を過ぎれば人生下り坂

そして、さらにこの話題は浦沢直樹&長崎尚志の『BILLY BAT』で現在連載中。
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        # by kaursh | 2009-04-20 01:33 | 国内ミステリ
じけんの真相 いち
ある事件の自殺の現場はこんな場所らしい。
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 さて、本題に入ると、これまでの話をまとめてみると、奥の深いトピックが散在していて、まとめるにまとめられないのが実情だが、差し当たりいわれている範囲のことを言及しておくことにする。少しばかり、小説っぽいかもしれないが、これはあくまでも物語のことである。

 クラスの正面にある2年のトイレでまたあの音が聞こえてきた。だが、これが最後になるとはいつも聞いていた生徒たちも考えてなかった。やつらが彼をつれてきて、はじめだした。下腹部をみるなんて生半可なことじゃない。それじゃ痛くもなにもないので、悲鳴が上がるようなことにきまっている。次第にやり方がエスカレートしていき、いろいろと試されてから、最後にはモップをあそこへということらしい。ひやかすような声がこだまして、その中にかすかにうめき声が聞こえる。
 それから、彼とトイレの連中は学校から消えた。クラスの7、8人と上級生の数人。彼らは一人を捕まえて最後の場所に向かった。そこで彼は最後の瞬間を迎えた。命令に従ってやっていたら、ちょっとやりすぎたのだ。いつかはそうなると感じてはいたが、こんなに早くそうなるとは思っていなかった。彼が動かなくなったのを見て、さすがにやばいと思うようになった。とりあえず、遺書を作っちゃおうということになった。それから、車を持ってる大人の青年の助けを求めることにした。文章を四つ書かせてあったので、それを使うことにした。一度は深刻になった表情だけが並んでいたが、遺書のバカな内容に笑い声が甦った。ディープの子供とはね。
 車で本人の自宅に向かった。ほかのは自転車で追っていった。倉庫があるので、そこで自殺ということにしようということにした。ROPEは短かったけど、無理やり身体を持ち上げて、どうにかぶら下げることに成功した。その姿を見てから、彼らはばらばらに帰ることにした。しばらくは静かにしておくことにしよう…。

 発端は前の担任ということ。JAMでのランク付けなど、絶妙なユーモア感覚が生徒には受けていた。だが、やつは調子に乗りすぎた。生徒の母親の相談をみんなのまえでばらして、アダルトサイトとかの渾名をつけることになった。生徒によるいじめがあったとしても、先生の責任は重大。だから死ぬことになったという結論になった。誰がこのシナリオを最初に書いたのか。学校もこの話を受け入れて、生徒宅を訪れるときにそうしう話をした。そして謝罪させた。
 本当なら、現担任が顔をみせるべきだったが、事情があって彼女の存在をできるだけ悟られないようにしなければならなかった。彼女は特別枠ということもあって、その特別枠の詳細を語ることはできないのだ。例の謝罪はてきめんの効果で、事件の犯人かのようにマスゴミからも扱われるようになった。まあ、どう考えても、ひどいことをしてきたことは確かで、同情することもない。
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        # by kaursh | 2006-10-29 02:53 | 殺人事件
ロンドンテロでの容疑者として射殺された男
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 7月7日と21日に起こったロンドン同時テロの後で、スコットランド・ヤードにとって悩ましいのは私服警官がテロ実行犯と間違って殺害したブラジル人青年の問題。私服警官の行動が正当なものだったと擁護してきたが、イギリスの報道では、警察が虚偽の報告をしてきたのではないかと指摘を始めたようである。

 ストックウェル駅の地下鉄車内で私服警官からの発砲で殺害されたジェアンシャルレス・ジメネゼス(Jean Charles de Menezes)。彼はブラジル出身でブリクストン在住の27歳の電気技師。当初は逃走したために、私服警官が発砲して殺害したと報じられていたが、新たな報道によると、ジメネゼスさんは実際には逃亡しておらず、電車のシートで座っている所に警官がやってきて、頭部に発砲して射殺した、というのだ。この他、7月なのに厚手のコートを着用していたとなっていたが、当時のジメネゼスさんは薄手のデニムの上下を着ていて、爆弾を装着するような服装ではなかった。
 警察苦情処理独立委員会(IPCC: Independent Police Complaints Commission)では、ジメネゼス射殺について調査するために、スコットランドヤードに資料の提供を求めているが、まだ実現していない。

最初のスコットランド・ヤードの発表だと:
・夏なのに厚手のコートを着ていて誤解されかねない格好をしていた。(格好からしてテロ犯という印象を与える)
・私服警官が静止したが改札を走り抜けていった。(テロを起こすための決死の行為っぽい)
・止まるように私服警官が声をかけたが、制止を無視して逃亡して、走り回った末に、取り押さえて射殺。(警官と容疑者の間の追跡劇が不幸な結末を招いた。あのとき止まっていればよかったのに)
・友だちとふざけあっていたので、間違われたのではないか?なんて報道もあり。(ブラジル青年の行動がバカだったと思える。間違った場合の抜け道?)

今回出てきた新情報:19日のロイターによると、ITV放送が現場の目撃証言や警察の内部情報から、ブレアによる事実隠蔽の可能性があると指摘した。こういう報道が出てくるあたりは面白い。ブレア警視総監に対抗する人々がリークしたのかもしれない。

・薄手のデニムの上下(爆弾を身につけてる様子は見たところナシ)
・定期券を使って改札を通過して、スタンドの新聞をのんびりと見ながら歩いていた。(まだ、のんびり尾行中)
・電車が来たので、地下鉄に急いで乗車してシートに座った。(電車に乗るときにはよくあること)
・そこへ後から飛び乗った私服警官がシートに座っていたジメネゼスに近づき、頭部に7発、肩に1発撃って殺害した。(私服警官は電車に乗り損ねそうになったのか?尾行に失敗しそうになったことで、気が動転した可能性アリ)
・その後、24時間テロ実行犯を射殺したと全員が思い込んでいた。(という弁明をしているが、かなり嘘っぽい。爆弾があったら大変なので、遺体の確認ぐらいはしているはず)

a0024788_2314575.jpg 思いつくところを挙げてみたが、よくわからないことが多い。私服警官は彼が爆弾を持っていると思っていたのだろうか?テロ実行犯だと思い込んでいながら、私服警官は自宅から追跡を始めて、地下鉄に乗り込むまで容疑者を放置している。テロを起こす恐れがあるなら、地下鉄のシートに腰掛ける以前に、身柄を確保したり、職務質問をするなどしておけばいい。そんなことをしたら実行犯はどんな行動に出るかわからない、ということで射殺したのかもしれないが、他の客が居合わせた地下鉄車内という最悪の場所で発砲したのもある意味で落ち度である。地下鉄の乗客たちに、いろいろと証言されることが考えられる。だが、1983年に発令されたshoot to kill policyによって、市民の安全確保のために、警官には射殺行為が認められている。この法律が適用されるということで、市民の前で射殺した……なんてことはあるのだろうか。
 爆弾を所持していないことはわかっていたが容疑者を射殺しちゃったのは、テロ実行犯ということで私服警官が相当にびびっていたという可能性もある。あるいは、その私服警官がとても勇敢であったので、テロ実行犯の予想できない行動をさせないために、暴走して、ついつい銃弾を浴びせてしまった。どこに真相があるとしても、おそらくお粗末な事実とその後の警察らしい処理が見えてくる気がする。
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        # by kaursh | 2005-08-23 21:47 | 海外情報
ヤフオク詐欺を通報した女性を無視して誓約書要求
 ロンドンの地下鉄事件がの自爆テロだったことを知って、2chをみていたら、【ネット】「バカにしている」 ヤフー、オークション詐欺を通報の女性無視のうえに"誓約書"まで要求というスレを見つけた。IDを不正使用されて出品されているのを発見して、それをヤフーに通報したが、ヤフー側は無視。仕方なく、事件の拡大を事前に防ぐ為に、女性が出品を取り消して、取消料2100円が発生。女性が事情を説明するメールを送ると、ヤフーへの詫び状と返金について秘密保持を守るという文面に署名をさせる誓約書を書くように女性に求めてきた。これをどうやら女性は毎日新聞に知らせて、公の事となったらしい。
 ヤフオクでの取引は規制が少なく、個人でも安い手数料で利用できることは評価できる。だが、ヤフーが提供するサービスの状況は決していいものとはいえない。不正出品が行われても、違法性のある出品があっても、ほとんどの対応が遅れている。イーバンク銀行のように、プロバイダIPの登録を使うなどして、IDの不正利用を回避する方策を練ってほしいもの。だが、このような場合に、警察に通報するなどの手段も考えておく必要があるのだろう。
 とはいえ、ヤフーニュースでも、<ヤフー>ネット競売詐欺出品の被害女性に誓約書要求という毎日のニュースを配信してはいる。
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        # by kaursh | 2005-07-13 12:06 | ネット情報
ウィリアム・オニール
a0024788_1755476.jpg ウィリアム・オニールは彼自身の名前のついたウィリアム・オニール社を設立し、証券調査会社としてチャート・サービスをしている。また、ミューチュアル・ファンドも設立した。最高経営責任者だが、従業員と部屋を共有している飾り気のない人物。『オニールの成長株発掘法』や『オニールの相場師養成講座』や『1銘柄投資のサクセス法』の著者としても有名。「ウォール・ストリート・ジャーナル」に対抗して、1983年に「インベスターズ・デイリー」を創刊し、成功を収めた。
 キャン・スリムという投資法を開発した。キャン・スリムとは七つの指標の頭文字を取ったものである。

 C=Current Quarterly Earnings-当期4半期の1株当たり利益
 A=Annual Earnings Increases-年間の利益
 N=New Products,New Management,New Highs- 新製品、業界の変化、新しい経営陣、新高値など
 S=Supply and Demand-発行済株式数
 L=Leader or Laggard-先導株、出遅れ株
 I=Institutional Sponsorship-機関投資家の保有
 M=Market Direction-株式市場の動向

これらの指標から優良銘柄を選び出して、投資をしている。損切りには7%ルールを適用。プロ以外にはカラ売りを勧めない。安値で買うのではなく、新高値で買いを入れる。
 PER、分散投資、配当、買われ過ぎ/売られ過ぎ、といった指標については疑問を呈している。
 『マーケットの魔術師』では、彼の人物像はあまり描かれていない。投資だけではなく、会社経営を手広くやりながら成功しているという珍しい人物のようだ。
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        # by kaursh | 2005-06-06 18:00
逆バリのマイケル・スタインハルト
a0024788_2221793.jpg株に関心を持ち始めたので、シュワッガーの『マーケットの魔術師』を読んでいる。しばらくは、勉強のために、その内容を簡単にまとめておくことにしよう。
 最初に読み始めたのが、皮肉めいた冗談が好きなユダヤ人の株式トレーダーのマイケル・スタインハルト(1941-)。ソロスと同時期に、ヘッジ・ファンドで運用をしてきた大人物。彼の章は読み終えたが、なんだか本だけだと実際にどんな人なのかまったく想像がつかない。ネットで画像を探してみたら、こんなおじさんでした(現在64歳ぐらいなので、それほど高齢というわけでもない)。ユダヤ系の講演会や集会に参加している様子もあり。彼はスタイハルト・パートナーズという会社を設立して、高い運用実績を上げてきた。多くのトレーダーを雇いながら、彼らを指揮している。トレーダーたちがどのようなポートフォリオでやっているのかを細かく管理していることから、口うるさいとの評判もある。おしゃべりなユダヤ人といえば、ウディ・アレンを連想するが、この人の体格はかなりよさそう。彼は成功してから慈善家ともなり、毎年何百万ドルもの寄付をしている。また、ニューヨークのユダヤ人会の創設者でもある。シュワッガーとの対談では、前半部はかなり冷ややかな反応をしているが、後半になると、正直に答えるようになっている。
 スタインハルトはファンダメンタルと市場の流れを理解して、逆バリをいいタイミングで行うことで実績をあげてきた。逆バリとは、一般のトレーダーとは逆の投資法を実践することで、みんなが買っている時に売り、みんなが売っている時に買うということ。相場で成功する秘訣の一つというが、そんなことを実践するのには大きな勇気がいるものだ。。
 『マーケットの魔術師』に触れてみると、これまで何冊か読んできた株入門本が薄いものであることがわかってくる。有名なトレーダーや投資家たちはそれぞれの戦略と情報収集を緻密にまとめあげて、勝負の瞬間を待っている。日本の株式市場はアメリカとは大分違っているが、彼らの話は株に対する魅力がさらに増してくる。人々の経済活動に注ぐ彼らの真摯な観察眼は浮いた世界からはかけ離れている。
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        # by kaursh | 2005-05-02 22:44
佐野真一『東電OL殺人事件』
a0024788_20495868.jpg しばらく前に読み終えたのが、佐野眞一の『東電OL殺人事件』。昼間は東電のOLワタナベ、夜は渋谷界隈で売春、という二つの生活を日々送っていた。だが、1997年3月19日、夜の生活の途中、円山町の木造アパート喜寿荘の1階の空き部屋だった101号室で絞殺されてしまったという事件だ。有名企業のエリート社員が巻き込まれ、その裏の生活が暴露されたことで、世間を驚かせた事件だった。最近では、女子モーグルの五輪金メダリストでフジテレビ社員の里谷多英(28)がスキャンダラスな事件を起こしたが、コチラの方はハレンチな部分が注目されたが、東電OLの場合には、その人間性に対して多くの女性たちが興味を持つことになった。渋谷の風俗には、彼女のいた風景と共に事件について書かれている。容疑者となったのはそのアパートの鍵を一時期持っていたネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ。佐野の見解では冤罪の可能性が高いが、ゴビンダには高裁で有罪判決が言い渡されている。この本はなかなか取材が困難な題材だが、そうした障害に直面しながらも、佐野真一の気迫が伝わってくる重い内容のものだった。こうした感想を持つのは事件の特異な性質というよりも、実際の事件についての真摯なノンフィクションでありながら、佐野真一の意見を強く感じてしまう本であるためだ。
a0024788_20501733.jpg 東電OLのワタナベと佐野の距離は大きくかけ離れているように思える。佐野はワタナベの人格的な分裂が起こり、一つは父親を慕ってエリートを目指し続けながらもうまくいかずにいるOL、もう一つは渋谷界隈を徘徊して男性遍歴を重ねて堕落していく女、という二つの世界が彼女の表と裏を作っていた、と説明する。おそらく彼女が裏の生活を開始した時点では、佐野の見方に多くの部分で符合する所があったはずである。だが、彼女が裏の生活をまるで規則的に繰り返すようになってからもそうであったのかは明らかではない。東電OLに対して多くの女性たちが共感して、佐野の著書を読んで感想文を書き送ってきたらしいが、これは案外と女性たちの見方が佐野の見解に近いためなのかもしれない。続編『東電OL症候群』では、佐野は地方に住む『OL殺人事件』の愛読者の一人である中年の女性とワタナベの人間像と重ね合わせている。その中年女性は夫との仲はいいが、ある時から見知らぬ男性たちと関係を持つようになった。こうした佐野の連想は、彼の女性観の表れなのかもしれない。
 エリート意識を持っていながら、それ以上の昇進を望めないという挫折があったというが、ワタナベの二重生活はすでに社内の同僚にもそして自宅の家族である母と妹にも知られていたらしい。とすれば、彼女の人格はその生活の中で分裂していたというよりもむしろずっと統一されつつあったように思える。ある種の堕落ともいえるが、ワタナベは夜と昼の生活を次第に連続したものとして考えるようになり、その奔放な生活がベースになるように変貌を遂げてしまったのである。佐野真一自身、そうした破綻を指摘していながらも、ワタナベに対する幻想を払拭することができないでいるのだ。佐野真一の作品に共通しているのは、『巨怪伝』を含めて主役ともいうべき人物の実像が空白のままに全編が完成してしまっていることにある。彼自身の理解を超えた人々に対しても、入念な取材を重ねることでどうにか一冊の本を書き上げてしまう。このあたりの執念が彼の本の面白さの一つなのだろう。

関連:
My Book My Life「東電OL殺人事件」特集 - 書評
ishida law information 特集 東電OL殺人事件 - 裁判について
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        # by kaursh | 2005-04-03 21:14 | ノンフィクション