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ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
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東京ゾンビと訴訟の行方
東京ゾンビと訴訟の行方_a0024788_23105673.jpg 相互リンクしているブログゑびす屋ぼん子の團團珍聞の10月5日の記述を読んで、花くまゆうさく原作の「東京ゾンビ」が映画化されることを知って、早速、元ネタのエキサイトニュースを開いてみた。そこから飛び出してきた画像に思わず驚いてしまった。アフロのフジオ役は浅野忠信、ハゲのミツオ役にはVシネの哀川翔がズラをつけて出演する。この二人の様子が映されているのだが、なんとも言えないほどいい感じなのである。というわけで、ゑびす屋ぼん子さんから得た情報に喜んでいたのだが……。

 そこへ出てきたのが、「哀川翔:夫人の“セクハラ訴訟”で勝訴」という報道だった。この他にも、スポニチサンスポ多くの新聞や雑誌がこの事件を記事にしている。7月12日の午前3時半ごろ、哀川翔の妻で事務所社長の福地公美がどういうわけか、カラオケ店で同席した女性タレントの仲谷かおり(元スッチー)の上半身を脱がせた。このことから、女性タレントの事務所が損害賠償の訴訟を起こしていたのだ。この記事は、裁判で夫人側が勝訴した、というもの。仲谷かおりはグラビアを中心に活躍しており、昨年は映画「実写版まいっちんぐマチコ先生」では主人公を演じた(今回の画像はアニメ版のまいっちんぐマチコ先生)。投げヤリズムで10/9に指摘されているように、仲谷かおりの公式ページの日記でも問題の7月12日の記述が抜けている。道楽日記によると、翌13日は下北沢での「まいっちんぐマチコ先生2」の試写会に参加している。

 記事の内容としては、スポニチが一番詳しい。「哀川が舞台の共演者や福地さんらと打ち上げ」をしていたという(福地さんには非常に丁重な扱いである)。だが、この舞台が何なのかは書かれていない。ちょっと調べてみたところ、その舞台とは山本寛斎が監督と総指揮をつとめた「アボルダージュ~接舷攻撃~」という作品らしい(他のブログには、いくつかの感想が載せられている。)。出演者も非常に豪華で、主演の哀川翔の他に、阿木燿子、 池谷幸雄、上戸彩、内田裕也、小池栄子、佐藤江梨子、椎名桔平と娘山本未來の夫婦、純名りさ、鈴木一真、高島礼子、千原兄弟、寺島しのぶ、新山千春、テリー伊藤、松田美由紀、畑山隆則、三池崇史、恵俊彰、ダバディー(ブログあり)などなど。 7月10日、11日武道館の二日間だけの限定(9月4日にTVで放送した模様)。事件はこの二日目の11日の舞台終了後の打ち上げで、12日の深夜になって起こった。仲谷かおりはこの舞台には出演しておらず、カラオケ店で偶然に出会ったということらしい。8月27日と9月17日に口頭弁論が行われたが、女性タレントの事務所社長は一回目の法廷に出席したが、その後は姿を現さなかった。その結果、夫人が“セクハラ訴訟”で勝訴ということになった。

 両者の間に何らかのトラブルが起こったのか、それとも、最初から、両者の遭遇そのものがなかったのか、このあたりがなんともしっくり来ない。この女性タレントの公式ページを見てみると、風俗のチラシに無断で女性タレントの画像が使用されるということが起こって、風俗店に抗議しに女性タレントの所属事務所の人が行った話などが紹介されている。女性タレントを守る姿勢は支持できる。

 セクハラを訴えられた相手は男優の妻という奇妙さ。裁判の途中で訴訟を放棄したように思われる女性タレントの所属事務所の行動。面倒な話なので、両者とも穏便に済ませるほうがいい話のように思えるだけに、なんともすっきりとしない結末のまま真相は明かされることなく放置されるのだろう。

        by kaursh | 2004-10-10 22:44 | 芸能
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