トップ

ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
渡辺オーナーの豪華ディナーと押し紙問題
 2chニュー速+によると、オーナーは仕事の後に有名ホテルにハイヤーで直行して、毎晩3万円以上の豪華ディナーと大量のお酒を平らげている。取り巻きの記者がそんなオーナーの話を聞いて回っている。これは読売の購読料8か月分にあたるらしい。なんともうらやましいかぎりです。もう一つの記事は、読売不買運動がネットで進行しているというニュース。ネットジャーナリストの森一矢によると、ネットでの呼びかけの効果はカナリ疑問ということ。

 いや、それ以前に、ネットでの呼びかけに効果があったとしても、ようやく読み終えた『渡邊恒雄メディアと権力』によると、読売のシステムによって、読者が多少減った所で、読売本体には直接の被害は少なく、むしろそのツケはすべて販売店の方に回ってくることになる。というのも、「押し紙」という制度があるので、販売店の割り当ての部数を売りさばけなければ、その責任は販売店が金銭的に持つことになるのである。館林ではこうした問題が浮上したが、裁判所までもがそうした制度を容認するような結果を下しているらしい。

 折込広告を出している側としては、実際の販売数が少ないとしたら、無駄な広告費を払っていることになる。そうした責任も販売店に課される。新聞の勧誘に来られるのは嫌なものだが、販売店にしてみれば部数の維持はなんとしてもしなければならない。部数を減らすなどと、本社に言おうものなら、即刻その販売店との契約は打ち切りということになる。この押し紙問題は現在の新聞界に蔓延している病巣の一つとして告発しているのが、画像を載せておいた森下 琉の『押し紙―新聞配達がつきとめた業界の闇』で、昨年の2003年に出版された本である。なかなか面白そうな内容である。読む機会があれば、紹介したい本。

 なんとも大変な世界だ。渡辺オーナーより前の読売新聞の社長は務台光雄だった。彼は関東に強力な販売網を確立して、読売の基礎を作り出した。彼の時代には、販売店の店主が何か言ってくれば、務台が直接に話を聞くということもたびたびあったらしい。販売店あっての読売、という意識が強く、地域広く連帯感を持っていた。だが、押し紙制度の普及によって、次第に抑圧される状況へと追い込まれている。Yahoo!トピックスでいいや、なんて言っている連中が増えれば増えるほど、また、巨人の問題で暴言が吐かれれば吐かれるほど、販売店は苦しい状況へと落ち込んでいってしまう。だが、新聞の売り上げは相変わらず……。

 押し紙があれば、今晩のディナーも豪華にいけます。
[PR]
        by kaursh | 2004-07-24 04:03 | ネット情報
<< 三菱自動車リコール隠し事件 ランキングの評価とブログ執筆者の心理 >>