トップ

ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
豚インフルエンザの発生源と噂の村ラグロリアとは。
豚インフルエンザの発生源ではないかと噂されているのが、メキシコのベラクルス州のラグロリアにあるアメリカとメキシコの大規模養豚場。近くの住民はそこが発生源ではないかと噂していたが、メキシコ当局は否定している。現在、ラグロリアで初期の段階で豚インフルエンザが発生していたという事実はメキシコ政府も認めているようだ。(デイリーテレグラフの記事より。)

どんな場所なんだろうと調べてみたら、Veracruz州のLa Gloriaというのが村の名前。2000人ほどの住民がいる小さな村だ。GoogleMapで検索してみれば、すぐにその地域の地図が現れる。たぶんここで間違いないと思われる。

GoogleMapでみるラグロリア村 - 碁盤目状の区画で、このどこかに養豚場があるということなのだろうか。……その後、いろいろと調べているが、La Gloriaという地名はいくつもあるようで、表示される場所がそのラグロリア村であるかは不明である。Peroteの東、Naolincoの南に位置するようなのだが、地図と養豚場との一致が確認できないでいる。

探してみると、アルジャジーラの5月2日のニュースが問題の養豚場の映像を写し、ベラクルス州知事Fidel Herrera Beltránへのインタビューも流している。


http://www.youtube.com/watch?v=HQcfNlUkdec

ちなみに、アルジャジーラが映していた養豚場の外からの様子が次の画像。かなり大規模であることがわかるが、この様子からGoogleMapの地図でそれらしきものがわかりそうだと思ったが、どれだかまったくわからない。

a0024788_0355092.jpg


アメリカの食肉業者大手のスミスフィールド社(バージニアが拠点、ウィキペディア英語版)が50%の株を保有する現地のGranjas Carroll社がこの養豚場を経営している。テレグラフの記事だと、907人の従業員がいて、6万匹の食用豚、50万匹の子豚を飼育している。この数を見る限り、かなり大きいのは確かである。

日本語の情報が不足していると思っていたら、Sasayama’s Weblogには、アメリカの会社の関与を予想させる詳細な記事がある。コロンビア大学の研究チームがウィルスの解析結果からどこからやってきたものかを推理しているらしい。多くの人たちがスミスフィールド社との関連を疑っていて、コロンビア大学の研究チームはスミスフィールド社がアメリカ国内で感染被害を出したウィルスと、今度のウィルスを比較しようとしているらしい。

-H1N1 Swine Flu - Google Maps

もう一つの詳しい記事はインディペンデント紙の記事「緊急リリース(H1N1インフルエンザの最初の犠牲者はチフス・メアリーか)」を翻訳したもののようだが、ラグロリア村で最初に発祥した女性について伝えている。マリア・アデラ・グレティエス(Maria Gutierrez)という39歳の税務調査官が村一帯に感染を広げてしまい、その後に彼女自身は死んでしまった。女性が彼女が原因でこの村の60パーセントが呼吸困難になり、1割が治療が必要な症状になった。この村は保険職員によって封鎖処置がされた。

追記:
La Gloriaの地域を探してみても、すぐ近くには問題の養豚場がない。どういうことなんだろうと悩んでいたが、どこで間違ったのか、あるいは、何かを読んで誤解してしまったのか、La Gloria村での豚インフルの発生と、養豚場が発生源という話は区別しなければならないのかと一度は考えてしまっていたが、やっと場所の特定ができたようなので報告しておく。
Granjas Carrollの養豚場はLa Gloria村の少し離れた場所に見つかった。どうやって答えにたどり着いたかを説明しておくことにしよう。どんな養豚場であるかは、La Gloria村の西側のPeroteという町に隣接している施設を見ることで、ようやく感じがつかめた。各種ニュースで報道されている建物と思われるものが下の地図で確認できる。次のものは問題の養豚場ではないが、とりあえず見て欲しいのは工場の形である。

Granjas Carrollの工場の位置 - GoogleMap

だが、これは問題の養豚場ではないのだが、その規模の大きさは地図で周囲を見てみるとわかる。Jのマークの位置にあるのと同じような工場が偏在しているのが確認できる。この工場の様子を覚えてから、もう一度、GoogleMapでみるラグロリア村に戻って、そこから西の方向、地図の左の方へと進んでいく。La Gloria村近くのGranjas Carrollの養豚場と思われる建物が見える。

メキシコシティ在住のBenedicte Desrusさんが問題の養豚場を撮影したものが、Flickrに出ているので、リンクを次に貼っておく。

La Gloria近くの養豚場

すぐ前に池が広がっているので、おそらくその場所であることがわかる。……念のために、もう少し南側の方まで地図を見ていたら、同じような施設が三つほど確認できた。うーん、どれであるかはちょっと結論は先延ばししておくことにしよう。
[PR]
        by kaursh | 2009-05-04 00:06 | 海外情報
<< ナベツネ関連の目次 下山事件と白洲次郎 >>