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ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
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逆バリのマイケル・スタインハルト
a0024788_2221793.jpg株に関心を持ち始めたので、シュワッガーの『マーケットの魔術師』を読んでいる。しばらくは、勉強のために、その内容を簡単にまとめておくことにしよう。
 最初に読み始めたのが、皮肉めいた冗談が好きなユダヤ人の株式トレーダーのマイケル・スタインハルト(1941-)。ソロスと同時期に、ヘッジ・ファンドで運用をしてきた大人物。彼の章は読み終えたが、なんだか本だけだと実際にどんな人なのかまったく想像がつかない。ネットで画像を探してみたら、こんなおじさんでした(現在64歳ぐらいなので、それほど高齢というわけでもない)。ユダヤ系の講演会や集会に参加している様子もあり。彼はスタイハルト・パートナーズという会社を設立して、高い運用実績を上げてきた。多くのトレーダーを雇いながら、彼らを指揮している。トレーダーたちがどのようなポートフォリオでやっているのかを細かく管理していることから、口うるさいとの評判もある。おしゃべりなユダヤ人といえば、ウディ・アレンを連想するが、この人の体格はかなりよさそう。彼は成功してから慈善家ともなり、毎年何百万ドルもの寄付をしている。また、ニューヨークのユダヤ人会の創設者でもある。シュワッガーとの対談では、前半部はかなり冷ややかな反応をしているが、後半になると、正直に答えるようになっている。
 スタインハルトはファンダメンタルと市場の流れを理解して、逆バリをいいタイミングで行うことで実績をあげてきた。逆バリとは、一般のトレーダーとは逆の投資法を実践することで、みんなが買っている時に売り、みんなが売っている時に買うということ。相場で成功する秘訣の一つというが、そんなことを実践するのには大きな勇気がいるものだ。。
 『マーケットの魔術師』に触れてみると、これまで何冊か読んできた株入門本が薄いものであることがわかってくる。有名なトレーダーや投資家たちはそれぞれの戦略と情報収集を緻密にまとめあげて、勝負の瞬間を待っている。日本の株式市場はアメリカとは大分違っているが、彼らの話は株に対する魅力がさらに増してくる。人々の経済活動に注ぐ彼らの真摯な観察眼は浮いた世界からはかけ離れている。
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        by kaursh | 2005-05-02 22:44