トップ

ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ダイエーは再生機構へ、堤は辞任へ
a0024788_1253717.jpg 報道ステーションに木村剛が出演していたので、何を言うのか注目していた。今回、ダイエーが自主再建をあきらめて、再生機構にお世話になることになったのだが、彼の見解は、これが一番いい選択だった、というもの。外資の支援を受けたところで、厳しい注文をつけられるだけで、何もいい所がない。銀行側が再生機構に任せるように強く促したことは、銀行が健全な道を歩んでいる証拠だ、といった話だった。内容的には、まったく斬新さがなく、古館伊知郎もそんなコメントに対していささかがっくりしているという印象である。いささか期待していただけに、正直な所、私もがっかりした。木村にしたところで、ダイエーと西武と主要3行についての面倒なコメントだけに、他の経済学者が逃げ出しているのだから、出演しただけでもまだいいだろう、というのが本音だろう。

 ダイエーが自主再建を断念した理由の一つは、財政状態があまりにも悪いために、監査法人が中間決算を承認しないという見解を示したためである。UFJも春に監査法人の指摘で混乱に陥ったが、今度は同様の手段でダイエーを窮地に追い込むことに成功した、ということになるのだろう。日本公認会計士協会は金融庁の意向に沿って、銀行の査定を厳格なものへと変更することになった。この基準が他の一般企業にも適用されたのである。ちょっと調べてみたが、ダイエーの監査法人とは一体どこなのだろう?今回の再生機構への支援要請を決断させたのは監査法人なのだから、もっと具体的にその名前が挙げられるべきである。査定を厳格にすることには賛同できるが、それが政治的な手段として利用されることは防止すべきである。だがまあ、ダイエーの状況からすると、いつそうなってもおかしくはなかったのではあるが。。

 そして、詳しめの報知の報道によると、堤義明がコクドの会長他、グループのすべての役職を辞任。コクドが保有する西武鉄道の株式を過少報告したという違反を指摘された責任を取ったのである。それにしても、ダイエーの再生機構入りとぶつけることで、一面トップを回避するという手法はナベツネ辞任劇のパターンと同じである。だが、東証の審査など、キツイ仕打ちをされなければならない。……だとすれば、ナベツネが日テレの株を大量に取得していたという問題なんかも同時に取り上げられるべきだと思うが、こっちの方は放置ってことなのだろうか?ナベツネは個人の資産では到底買えるはずのない株式を保有している。これは正力松太郎や務台光雄といった歴代の読売新聞のトップの慣例となっているものだが、法律からすると、多くの疑念が生じる問題であるらしい。ライブドア叩きに奔走していたと思われる両者であるが、そんな資格はないのである。

 ダイエー球団の消滅となれば、ナベツネ=堤の思惑どうりに、ロッテがダイエーと合併して1リーグ制へ移行してしまうのか、それとも、ライブドアと楽天の参入が盛り上がっているので、どちらかの会社にダイエー球団を買い取ってもらうのか、なんとも先が読めなくなってきた。福岡ドームを買収したコロニー・キャピタルの動向も気になる所。

 またもや、球界再編祭りが盛り上がりを見せることになりそうである。井口のように、メジャーへ移籍という道を模索した方が得策かもしれない。

追加:
ダイエーの監査法人はどこなのかわからなかったが、トーマツらしい。比較的査定が甘いといわれているようだが、やはり今回は金融庁の厳しい考えもあって、ダイエーの中間決算に対して冷徹な対応をしたのだろう。ちなみに、Tokyo IPOによると、ローソンはダイエーの100%子会社で影響は必死である。ちなみに、監査法人の役割はこのところの大企業の経営危機によって重視されるようになってきている。たとえば、りそな銀行の場合についてはりそな繰り延べ税金資産を見て欲しい。

[PR]
        by kaursh | 2004-10-14 00:11 | スポーツ
<< 株価におけるダイエーVS西武 東京ゾンビと訴訟の行方 >>