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ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
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『日本の刑事裁判』伊佐千尋+渡部保夫
 なんとなく買っておいた本だが、最近ぱらぱらと開いている。日本の司法制度の問題を対談の中でかなりつっこんで論じ合っている。対談物は好きだが、このジャンルでは初めて読んだ。

 自白調書をいったん作ってしまえばどうとでもなってしまうという風潮があること。

 裁判所には地獄部と極楽部があって、どっちにめぐり合うかによって被告人のその後の人生が大きく左右されてしまうこと。

 どこかで聞いたことがある話といえばそれまでだが、凶悪殺人犯と断罪されたが実は冤罪だったというケースがどれくらいあるのだろうか、と考えさせられる。

 だとしたら、少年犯罪の真相などはさらに闇の中ということなのだろうか?アメリカだと有名な連続殺人犯がTVの取材を受けたりすることがあって、あれはちょっとやり過ぎだと感じていたが、案外とそうやって話させることはいいことなのかもしれない。宮崎勤や酒鬼薔薇もいっそのことTVに出てしまったら。佐川一政はこの点で救済されている。
        by kaursh | 2004-06-23 02:17 | ノンフィクション
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