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ネット&読書探索の遍歴
by kaursh
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竹本建治の『凶区の爪』……ちと『ヒカルの碁』かな
 最年少で本因坊のタイトルを獲得した牧場智久は試合のすぐ後に、ひょんなことから山形の会場から記者の相原やカメラマン槇村、そしてカメラマンの従妹の少女武藤類子を引き連れて四条家の旧家を訪れることになる。旧家の近くにある巨大な奇岩を見物した後、牧場少年は試合の疲れから高熱で倒れてしまい意識は朦朧。その間に四条家に次々に起こる横溝正史風の血筋をめぐる家督争いと残虐な連続殺人。最初の殺人は蔵の白壁に埋め込まれた首なし死体。翌日には、また蔵の中に、狂女の面を被った長女の石蕗の死体が発見される。小説は牧場少年が不在のままに、類子がいろいろと話を聞きだすことでほとんど進行してしまう。
 だが、結末の直前に、牧場少年はようやく病気から回復して、類子から事件の経緯を聞かされ、事件の真相をつきとめることになる。

 これは軽いミステリー小説。牧場少年が囲碁棋士の夢として「僕は神様と囲碁をしてみたいな」と語るところは、人気漫画で人気アニメの『ヒカルの碁』を連想させなくもない。殺人のアイデアは綾辻行人からもらったと著者自身が明かしている。

 光文社文庫のものを私は読んだ。
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        by kaursh | 2004-07-10 14:37 | 国内ミステリ
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