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サンデープロジェクト その3:陳水扁狙撃事件
a0024788_18463889.jpg サンプロではもう一つの台湾の陳水扁総統狙撃事件も取り上げた。国松長官が瀕死の重傷だったのにたいして、民進党候補の陳水扁の場合はかすり傷程度で、緊急入院の際にも歩いて奇美病院に入ったほど軽いものだった。ピストルの弾は服の中に落ちていた。また、もう一人の女性も撃たれたが、ひざに小さな赤く丸い傷があったが、選挙カーでは撃たれたことを気づかないほど。治療も携帯で電話しながら済ませた。総統選挙の運動のさなかの狙撃事件だったこともあり、陳水扁は同情票を獲得して、僅差で、もう一人の立候補者の連戦に勝利することになった。

 総統選挙終了後から連戦は狙撃事件が陳水扁側の策謀だと疑い、再選挙すべきだと主張したほどである。一つの原因は陳が入院した奇美病院の母体である奇美グループの創始者の許文龍が陳水扁の支持者だったためでもあった。マスコミの追及の後も、疑惑は残されたままになった。今回のサンプロの報道は事件の真相を明らかにして、陳水扁の自作自演を否定して、狙撃事件の陰で糸を引いた人物までつきとめたというのだ。防犯カメラの捕らえた実行犯の二人は黄色いシャツを着ていて、陳水扁の選挙カーが去ったあとに、バイクなどで逃げている映像があった。こちらはまだつかまっていない。

 サンプロによると、今回の事件を引き起こしたのは選挙賭博のためだった。陳水扁と連戦のどちらが選挙で勝つかわからないほど緊迫したものとなったため、陳水扁に賭けていた人物が死なない程度の銃弾を用意して、かすり傷を与えたのである。今回の推理のポイントは、遊説用の選挙カーの運転手に普通の一般市民を使っていて、警備が非常に手薄になっていたことだった。車も防弾ガラスではない。そうした状況を作り出したのが犯人というのがサンプロの今回の取材班の考えである。サンプロは犯人を見つけたかのように、黄?信良という台湾市?の市議会議員に取材をしていた。日本だったら、即、過剰報道と名誉毀損で裁判沙汰だろう。それに、推理の仕方を見ていても、1000万円賭博でもうけたのが証拠となっているが、実際に本人に確認できたわけでもない。

 事件の真相を暴くという試みはいいが、ちょっとばかり先走りすぎの感が否めない。
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        by kaursh | 2004-08-01 18:54 | TV
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