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2004年 07月 17日 ( 4 )
       
民主党の菅直人前代表は今……頭を丸めお遍路に
a0024788_213235.jpg 小泉首相の一日の動向を見ていたら、ジェンキンス問題や年金法案の文章ミスについて答えていた。その他に、記者の質問に答えて、お遍路さん姿!!で四国の霊場88ヶ所めぐりをしている民主党の菅直人氏について言及した。小泉も霊場には行ったことはあったが、さすがにお遍路さん姿はしなかったらしい。「自分を見つめなおすことはいいことだ」と感想を漏らして、自分のおかれた立場が「難行苦行」です、とか何とか。参院選挙も終わったが、鳩山と小沢の姿は見ても菅の姿は見えないと思っていたが、一応、選挙の報告を受ける席には同席していた模様。選挙も終わり、57歳の菅直人は四国での新たな生活に向かった。江角マキコ批判のおとしまえをこんな形で返すことになるとは。どうやら徒歩での本格的な行脚。第一札所を出発して目的地は室戸岬ということ。通りがかりの他の遍路さんや街の人々に握手や写真撮影を求められ、気軽にそれに答えていた。なんと頭も丸めちゃってるとのこと。マジ、気合入ってます。。

 いろいろなHPでもこの話は話題になっている。取り上げ方はやはりキワもの。菅直人ネタで、この展開を考えていた人は少ないんじゃないだろうか。2chには「【改心?】 菅 お遍路に逝く 【発狂?】 」や「【痛すぎニュース】管直人が自分探しの旅へ」なんてスレもある。いくらなんでもなあ、お遍路さんを問題にするつもりはないが、これまでの菅直人のイメージが一気に崩壊していく。というか、この真剣な顔、みそぎというより、笑えてしまいます。
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        by kaursh | 2004-07-17 21:33 | ネット情報
曽我さん一家帰国のチャーター便、今度は1円
a0024788_154813.jpg またしても同じことが繰り返されてる。曽我さん一家のジャカルタ行きの便は先日5万円で全日空が落札したが、今度は日本航空が1円で落札?!どうして外務省主導でこういうことになるのか本当によくわからない。その後の協議の結果として、5万円になったというが、この金額だってやはり疑問である。必要経費をどういう風に考えているのか。拉致問題解決のための一歩を何か宣伝効果があるようなものとして扱うこと事態が奇妙。特定の企業を今回の拉致問題の宣伝として利用させることそのものをやめさせるべきなのでは。どうせ人道的な配慮というなら、新潟の三条市・見附市の水害地に援助物資を送るとか何とかした方がずっといい。しつこいようだが、適正価格をある程度まで把握してその金額以上でなければ落札させないようにしないとこういう訳のわからないことが頻発するのではないだろうか。。

 このやり方は日本の企業向けというだけではない。家族が滞在するジャカルタのホテルも一泊20万円を5万円で泊まっている。本当にどういうことだかわからない。有名人だったら宣伝効果を考えて、格安で泊まらせたり飛行機を飛ばしたりするつもりなのか?これだけ格安に終わらせることに成功したのならば、今回の経費全体を明らかにしてほしいものである。同行している外務省職員はどれくらいのホテルに滞在していたのだろうか?それももしかして格安?
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        by kaursh | 2004-07-17 15:49 | ネット情報
魚住昭の『渡邊恒雄:メディアと権力』―渡辺恒雄論
a0024788_144528.jpg 『巨怪伝』関連ということで、やはり現在話題の読売巨人軍の渡辺オーナー。この本は渡辺恒雄の生涯を詳細に論じた本で、著者は相手が巨大な存在であるために、なかなか取材がうまくいかなかったらしい。だが、その甲斐あって、その人間関係などが詳しく述べられている。

 東京の中野にあった東京高等学校では、最近亡くなった歴史学者の網野善彦、当時はドストエフスキーの『白痴』を読んでいた現在日テレ社長の氏家斉一郎、西田幾多郎の『善の研究』を抱えた渡辺恒雄が学友だった。網野と氏家は学校を休んで遊び歩き、あとからやってきた渡辺は氏家と仲良くなり、遊びまわるようになったらしい。ちなみに、この他に黒田寛一城塚登といった人も東京高等学校。少し先輩には、清水幾多郎がいた。なんだかややこしいものである。

 渡辺オーナーは野球ばかりではなく政治関係でも有名。中曽根総理大臣擁立のために奔走した。また、(野中側の青木、中曽根の元秘書の中尾栄一の二人を立会人に)敵対関係にあった野中公務と渡辺が和解して、97年の自自連立(自民党+自由党)を実現させてもいる。読売の記者時代に人脈を形成して、その力をいろいろな場面で発揮させてきたのである。このあたりは他の政治記者とはカナリ違っている。東京タイムズの記者から田中角栄の秘書になった早坂茂三などは少し似ているといえなくもない。

 だが、渡邊恒雄が読売を支配するようになるまでは紆余曲折があった。読売を買収して社長となった正力松太郎のあと、関東圏に強力な販売網を確立した務台光雄が勢力を持つようになり、正力のグループと対立関係になる。渡辺はワシントンに飛ばされるようなこともあったが、運良く論説委員におさまってしまう。だが、務台光雄は正力派の動向を晩年まで注視していて、自分の地位を脅かす動きがどこかにあるのではないかと疑心暗鬼になっていた。ある記事が原因で氏家は新聞から日テレへ、さらには、引責辞任にその後のスキャンダルまでおまけについてきた。務台の死後、読売と日テレは東大以来の二人によって実権が確保されることになった。渡辺は務台との親密な関係を維持して、読売のトップを委任される。渡辺体制になって読売新聞から追い出されることになったのは黒田清と大谷昭弘の両氏。大阪読売で人権問題について理解ある紙面を作っていたが、路線の違いからそうした活動ができなくなり、退社することになる。黒田清はTBSのニュース23にたまに出てきたりしていたが、2000年に死去。もう一人の大谷昭弘はワイドショーなどで現在も活躍中。

 鈴木宗男も秘書から議員へ転進しようとしたときに、にらまれて、いろいろと誹謗中傷を受けることになった。

 代表取締役名誉会長の務台光男はアンチ長嶋で長嶋茂雄の監督再任を阻んでいたが、その死後に渡辺恒雄は長嶋茂雄の監督再任を実現。

 ちなみに、渡辺恒雄と複雑な関係にある氏家斉一郎は、一時期読売から出て堤清二のセゾングループで顧問をしていたことがあったらしい。

愛読書はマキャベリの『君主論』。政権を維持するためになら、どんなに信義に背くことでもOKという策謀を勧める本である。
 
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        by kaursh | 2004-07-17 14:46 | ノンフィクション
佐野眞一『巨怪伝』 巨人の背後にいた巨怪
a0024788_1559.jpg 警察のトップから読売新聞社を買収して社長、そして自民党代議士でもあったという正力松太郎の生涯を扱った伝記。著者の作品では『東電OL殺人事件』でも有名だが、こちらは大正から昭和にかけての歴史も絡んだ深い話。どうだろうなあ、としばらくほっておいたが、読み始めたら最後、とにかく面白いとしかいいようがない。正力松太郎は読売新聞社の社長だったことから、おそらく多くの評論家たちが彼を正面から論じることを避けてきたのだが、策謀と欲望の中で時代を駆け抜けたその波乱の人生は格好の題材。ほとんど小説なんかが勝負にならないノンフィクションならでは愉しみに満ちている。

 まだ、途中まで読んだところだが、この作品はジェイムス・エルロイのLA三部作のように警察とやくざとマスコミの三つが混在し、第二次世界大戦をはさんで、さらにプロ野球が深く関連している。清濁あわせ飲むようなこんな物語を創作したら、たちまち時代に名前を残しそうなところ。小説ならば多数の登場人物によって描かれていたであろうものを、正力松太郎はたった一人で実際に演じてしまっていることも驚きである。特高警察のトップとして大杉栄を弾圧し、政財界とのコネクションを築いていき、読売新聞を買収、そして巨人軍の生みの親となりながら、原発の父とも称されている。その影の活動はなかなか計り知れない所があり、やたらとつつくと、日本の歴史の暗闇に直面しそうなほど。だが、そのことがさらに正力松太郎の魅力ともなっている。

 野球ファン、やくざ物のファン、昭和史好き、などなどとにかく多くの読者を獲得しないのが不思議なほど魅力的な作品。どうせだったら映画化、いや、その生涯を詳細に追いかけて欲しいので大河ドラマか何かにして欲しいぐらいである。しかし内容がきわどいだけに実現のハードルはかなり高いだろう。。

……読み進んだ所で、また紹介する予定。
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        by kaursh | 2004-07-17 01:56 | ノンフィクション