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2004年 09月 22日 ( 1 )
       
合併問題の鍵となるダイエーの状況
a0024788_373380.jpg 球界再編は近頃報道されているダイエー再建問題と深く関連している。ナベツネの関心はプロ野球だけではなく、ダイエー買収を画策する外資にあるのかもしれない。だとすると、事態は本当に混迷の度を増すことになる。近鉄とオリックスの合併はオーナー会議で了承されたが、もう一つの合併と噂されていたロッテとダイエーの合併はすぐには実現できなくなった。というのも、読売系の報知が報道しているように、ドーム、ホテルの福岡2事業がアメリカ企業のコロニー・キャピタルに売却されていたためである。ダイエー球団はコロニーの傘下にあるわけではないが、球団の運営についてはコロニー側に通知する必要があり、30年間はダイエー球団が福岡ドームを使用していかなければならない、という契約を結んでいる。もしこの契約を違反した場合には、900億円の損害賠償が生じることになる。

 ナベツネはコロニーへのダイエー球団の興行権の(実質的)譲渡を4月の時点で問題にしていながら、なぜだか第二次合併交渉の段階になって、11球団から10球団へという1リーグ制への最後の一歩を進むことができないことに気づいたのだ。

 ダイエー球団は親会社のダイエーの傘下にあるが、そのダイエーの行く末についても、事件が勃発している。ダイエーを自主再建させようというダイエーの高木社長の意向に対して、主要3銀行と産業再生機構がダイエーをウォールマートに売却しようと画策している。ウォールマートは西友などを買収してきたが、より大きな販売店を獲得したがっている。ダイエーにとってこの対立が長引いてくると、ダイエー球団の今後もよけいに混沌としてくる。再生機構の担当相金子一義は「再生機構ホークス」はありえない、と明言している。どちらに転んでみても、球団売却の可能性は高いが、球団にとって大きな岐路となることは間違いない。

ダイエー自主再建派
 経済産業省およびその大臣中川昭一
 フェニックス・キャピタル

(外資への)ダイエー売却派
 UFJ銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート
 産業再生機構、金子一義産業再生担当相

 ダイエーで買い物をすることで、少しは経営難の助けにはなるかもしれないが、莫大な負債の為に、もはや外部からの支援なしには復活できない状態に陥っている。ここでの対立はどういう決着がつくことになるのだろうか。プロ野球選手会のストと連動して、ダイエーの今後が見逃せない。。

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        by kaursh | 2004-09-22 03:09 | スポーツ