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2004年 10月 24日 ( 1 )
       
日本シリーズの西武球団
a0024788_20554862.jpg 球団の背後ではいろいろと問題はあるものの、これまでの試合を見ているうちに、私は西武の選手に対していつのまにかに好感を持ってしまった。それは印象批評めいたものだが、こんなわけからである。(もちろん、右のゴタゴタは西武にとっていい意味……。)

 球団再編問題以来のゴタゴタと西武鉄道株問題を見ていて、西武に対するイメージはひどく悪くなったが、プレイオフと日本シリーズを見ていて、西武の選手たちの姿を見ているとなんだかすっきりしている。ダイエー選手は球団消滅の危機やスト問題で四苦八苦したこともあってか、プレイオフで敗戦してしまったときも、なんだか、彼らの表情からは空々しいというかどうでもいいという雰囲気が伝わってきたのだ。ダイエー球団はどちらかというと福岡のファンの強い支持を基盤にしている為、選手の環境もかなりいい。小久保問題などすべてがすっきりするわけではないが、王監督と城島や井口を中心としたチーム作りはしっかりとしている。それだけに、今度のいざこざは選手を疲弊させてしまったようだ。中日の選手の場合、久々の日本シリーズということでスト問題のときはどちらかというと強硬なスト反対派として位置づけられていた。さすがに日本一という目標があるだけに、必死な姿には好感が持てる。

 西武鉄道のグループで強権体制を築いてきた堤義明だが、その辞任問題が起こっても選手たちはなぜだかすがすがしく日本シリーズを戦っている。これは堤も選手に対してはいい顔を見せていたためなのか、なんだかよくわからない。もちろん選手たちにとって堤義明ネタは超タブーであるので、その距離感覚がいい作用をしたように思える。球界再編問題のときも、触れちゃならないネタからは自然と距離を置く習慣が身についていたのではないか。とはいえ、少なくとも、堤による球団運営への介入はナベツネほどに選手を悩ませる物とはなっていないので、悪くはなかったような気もする。このことは堤清二によるセゾン劇場での大河内に対する飼い殺し状態という仕打ちと比較してみても、ずっと評価できる(この話は後述したいと思っている)。また、一つには選手層が非常に若いということもある。清原や松井といった主力選手の移籍は西武球団の一時的な弱体化にはなったものの、チームとしての体質はその後ずっと改善してしまったのだろう。そして、独自の計算感覚と異常な図太さを持ち備えた伊藤勤監督。まだ若いながらも、大人物というイメージはすでに選手時代から築かれてきたが、チームの雰囲気をうまく作りながら、敵チームにはすごく嫌な存在。このところの試合を見るうちに、少し西武ファンになってしまったようだ(といって、中日も応援したり、迷ってます)。

さて、今日の試合はどうなるのだろうか。
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        by kaursh | 2004-10-24 17:14 | スポーツ